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CASE0で使えるコンボ武器一覧 コンボ武器にカードの説明あり コンボカードで獲得PPが増える(PP表示が赤色になる) ALTERNATE ATKはコンボカード獲得時に習得 ■表の見方 名称:ゲーム内の名称 和名:日本語名 回数:弾数 攻:攻撃方法 殴 鈍器等の殴りつける武器 突 直線的に突く武器 斬 刃物系の武器 射 射撃武器 投 投げつける武器 被 敵に被せる武器 噴 敵に噴射する武器 刺 敵に突き刺す武器 収:収納可能 MA:MAIN ATTACK(通常攻撃)でのPP(通常PP/コンボPP) AA:ALTERNATE ATK(ボタン長押し)でのPP(コンボカード効果も適用) 組み合わせ:作成材料 名称 和名 回数 攻 収 MA AA 組み合わせ 備考 Air Horn エアホーン 100% 噴 ○ 250 - Pylon + Spray Paint? ゾンビを呼び寄せて破裂させる Beer Hat ビール帽 - 装 ○ 150 - Construction Hat + Beer 使うと回復(複数回可能) Boomstick ブームスティック 30 突 ○ 100/200 2500 Pitchfork + Shotgun AAは弾を3発消費する。しかし2発以下でも可能。 Drill Bucket ドリルバケツ - 被 ○ 250 - Power Drill + Bucket Electric Rake 電気くまで - 突 × 200 - Battery + Leaf Rake I.E.D. 即席爆発装置 - 殴 × 50/100 50 Box of Nails + Propane Tank AAでゾンビに取り付ける。撃つと爆発(PP150/300) Molotov 火炎瓶 - 投 ○ 175 - Whiskey + Newspaper Paddlesaw パドルソー - 斬 × 125 - Paddle? + Chainsaw 押しっぱなしで振りながら進む Spiked Bat 釘バット - 殴 ○ 25/50 200 Baseball Bat + Box of Nails 一覧表にしてみました。PPはコンボカードで倍になってたりする(PP表示が赤くなる)ので、修正するときは気をつけてください。 -- 名無しさん (2010-09-23 23 10 08) Building本の効果が適用されないみたいなので、種別を削除。MAのPPをコンボカード適用分を併記。 -- 名無しさん (2010-09-25 11 38 56) 名前 コメント
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DEAD OR ALIVE 疾風の如く駆け、丘に辿り着いた巧とあきら。 結論から言えば此処に真理の亡骸は無かった。 あきらを樹の陰に隠し、重い身体を引き摺って巧は辺りを組まなく探索する。 誰かに持ち去られたのか? それとも埋葬されたのか? 何処を探しても、真理の亡骸は見当たらなかった。 見つかったのは爆発の跡。 恐らく仮面ライダーキックホッパーが倒した敵のものだろう。 そして、真理を殺した奴のものでもある。 多きな爆心地を見て、巧の心の中に黒い憎悪が蠢く。 この気持ちに巧自身も気が付いた。 だが恨むべき相手はもう居ない。 何を思おうと、無念と形容せねばならないだろう。 真理が死んでしまったこと、仇が死んでしまったこと。 果たして真理はその生涯の幕を閉じる時、幸せに逝けたのだろうか。 巧には知る由も無い。 だが、それでも祈らずにはいられなかった。 「真理…。ゆっくり休んでくれよな。」 その場で手を合わせ、黙祷。 爽やかな風が頬を掠め、金に近い巧の長髪が揺れた。 自分にはまだやる事がある。 真理のところに行くのは、もう少し先だ。 「やっぱ寂しいか?―…ワリィ、一人にさせちまって。 ―…けどよ。俺のこと、あきらのこと、天道のこと。守ってやってくれ…頼んだぜ。」 暫く何も考えずにその場に立ち竦んだ。 陰鬱な気分は拭い切れない。 だが、それに反して空は快晴である。 なんと憎たらしいことか。 空を見上げた。 「お前は気楽で良いよな。羨ましいぜ。」 誰に言うわけでもなく、そう呟く。 答えなど返ってくる訳も無い。 散策は切り上げ、身を翻す。 今一度、空に一瞥くれた後に大きな溜息を吐いて、あきらの下へ歩いて行った。 ++ 「…乾さん。」 大きく肩を揺らしながら樹に背中を預けるあきら。 あの女にやられた甲の傷、全身に渡る大きなダメージ。 本当ならばこんな所で無理をさせる訳にもいかない筈だ。 此処に辿り着く前に、巧は何度かあきらに問い掛けていた。 町へ戻って治療をするべきだ、と。 真理を埋葬したいというのは巧の我侭だ。 言い方は悪いが、あきらの傷を癒す事が最優先だろう。 だが此処へ来たのは、あきらの強い希望でもあった。 恩人である巧の大切な人を葬ってやる事は、自分の傷を癒す事よりも重要だと言うのだ。 その考えには巧も反論の意を唱えた。 だが、あきらは頑なに譲ろうとしなかった。 それに襲われたばかりの市街地に戻るのは危険だ。 誰の眼から見ても明らかである。 ならば、早急に真理を埋葬し、済み次第手当てをするという事で落ち着いた。 「園田さん、埋葬できましたか?」 やがて、あきらが口を開いた。 手の甲を抑えながら、巧の顔を真っ直ぐ見つめる。 顔色が悪い。 当然である。大量に出血し、疲労だって限界に近いだろう。 直ぐに市街地に戻らなければ。 あきらの隣に腰掛けると巧も口を開く。 「…ああ、葬ってきた。」 嘘。 言い方が明らかに嘘くさかった。口調は重いし、あきらの眼を直視出来ない。 自分でも嘘が下手だな、と痛感した。 内心、舌打ちする。 肉体的疲労に加え、気まで遣わせてどうするのだ。 嘘だと指摘されれば誤魔化す事は出来ないだろう。 純粋な巧だからこそ、自分を取り繕う事が出来ない。 真理や啓太郎がこの場に居たら笑うだろうか。 「そうですか…。良かったです。」 あきらは短く、そう言った。 巧の嘘は見抜いているだろう。 だが、深くは追求しない。 嘘でも自分に気を遣わせない為に言ったのだ。 ぶっきらぼうだが、巧の性根の真っ直ぐさをあきらは理解していた。 この短い期間、絶望の島で紡がれた確かな絆。 「…ああ。」 巧もまた、短く言葉を返す。 たった一言。 それでも二人の間の重い空気は払拭された。 小さく笑みを零す二人。 青空が二人を照らす。 今思えば、この突き抜けるような快晴も悪く無い。 ピ~ン♪ポ~ン♪パ~ン♪ポ~ン♪ そして辺りに場違いな程の明るいチャイムが鳴り響いた 定時放送である。 二人の間に齎された温かな空気を掻き消し、何処からとも無く一人の女性が映し出される。 スマートレディ、巧と少なからず因縁を持つ女性である。 困惑する二人を尻目に、特徴のある甲高い声を挙げた。 『はぁ~い、良い子のみんな、こ・ん・に・ち・わぁ~☆ お姉さんと再会できた人は良く頑張りました。投げキッスをプレゼントしちゃいま~す。チュッ☆ それでは、お姉さんと再会できなかった可哀想な子達を発表しちゃいます。 麻生勝さん、伊坂さん、加賀美新さん、風見志郎さん、北崎さん、瀬川耕司さん、園田真理さん、マシーン大元帥さん、望月敏郎さん、ヨロイ元帥さん、以上十名でーす。 六時間で十人も死んで、残り三十四人となりました! すごーい!! 神崎さんも大喜び! お姉さんも感動しています!! さあて、今から皆さんがお待ちかねの、禁止エリアの発表を行いまーす。 一時に市街地G5エリア。三時に遺跡F2エリア。五時に採掘場D10エリアです。 優勝を目指して頑張っている良い子はウッカリしないように気をつけてね☆ そうそう、五時に禁止エリアになるD10エリアに便利な乗り物が放置されています。 ドライブを楽しみたい人は忘れずに寄ってみてね☆ それでは、三回目の放送でまた会いましょうね~。バーイバーイ☆』 いつ聞いても勘に触る態度である。 園田真理。死んでしまったのは分かっていた。 勿論それを受け入れているつもりだったし、理解しているつもりでもあった。 だが、やはり頭の中では有りもしない奇跡を望んでいたのかもしれない。 無くなっていた真理の死体も、この目で死に立ち会えなかった事も。 現実味の帯びない巧の幻だったのではないかと、そう思っていたのかもしれない。 「真理…。」 そして、もう二人意外な名前があった。 まずは北崎。 戦った事のある巧だからこそ分かる、意外な結末。 認めたくはないが、あれほどの怪物を倒した奴が居る。 正直自分に倒せるかは自信が無い。 聞き間違える筈も無いのだ。奴の名前は嫌でも脳裏に焼きついている。 そして、死んだ。 「アイツを倒した奴が居るのか…。」 北崎を倒した風見はもう絶命している。 巧の思いは杞憂だが、その風見を倒した浅倉は生きているのだ。 この先、慎重に行動するに越した事は無い。 そして、もう一人。 麻生勝。 仮面ライダーキックホッパーであり、真理を助けてくれた恩人でもある。 せめて麻生って奴に看取られて逝けたのは真理にとって唯一の救いだったのかもしれない。 あの真理が悪人を信じるとは思えないし、脅されていたとも考えられない。 真理の必死の訴えは確かに真実味を帯びていたから。 そして麻生は、自分が無力だったばかりに真理を死なせてしまった…そう言った。 だが、巧にはそう思えなかった。 麻生を恨むつもりは毛頭無いし、自分なら真理を助けられたかと言われればそうでもない。 事実間に合わなかったのだから。 しかし、出来るなら麻生に会って聞きたかった。 真理は安らかに逝けたのか、と。 だが、それを聞く術を失ってしまった。 麻生は死んでしまったのだから。 巧の胸を虚無感が貫く。 言葉を失ってしまった。 「――…ッ…。」 「10人も…酷い…。」 あきらが俯く。 ただでさえ体調が悪いのに、こんな事を聞かされては無理も無い。 悲しいのは自分だけではないのだ。 あきらだって知り合いが死んでしまったいる。 いつまでも被害者面をしている訳にはいかない。 今、守るべきものを守る。 決意を新たに、そして巧は思った。 「(草加…お前はどうしてる?)」 まさか自分が利用されてるとは露知らず。 名前が呼ばれなかった男の事を考えていた。 あの草加が大人しく自分と協力するとは思えない。 だが、神崎を倒すには草加の協力が必要不可欠だろう。 何とかして草加とも合流したいところだ。 禁止エリアや死亡者の情報を確認しながら、今後の方針について思案する。 しかし、疲労がピークに達していたらしい。 安らかな寝息を立て、あきらは眠りに着いていた。 ―…起きてから移動するか。 あきらの隣に腰を掛け、空を見上げる。 いつの間にか空は灰色の雲で覆われていた。 ++ 霞のジョーにやられた傷は未だに痛む。 だが痛む身体を抑えながらも、心には漆黒の憎悪が燃え上がっていた。 眼を凝らせば視認出来るのでは、という位のプレッシャー。 「許さんぞ…!霞のジョー!!」 この俺をコケにした代償は払わせてやる。 貴様の命を以ってな…! 皆殺しだ。この怒りを払拭するにはそれしか無い。 この島に居る奴らを一人残らず嬲り殺してやる。 「俺が最強だという事を証明する為に!」 そう決意を固めて歩くグランザイラス。 その憎しみは、ここに居る参加者の思いと比べても相当蓄積されたものだろう。 しかし相変わらず、禁止エリアと隣合わせで進んでいるのである。 放送を聴いていない彼は、首輪の警告音を聴いても何事か理解出来ないかもしれない。 生と死の隣合わせ。 その極端な思考は、ある意味彼の誇り高い気概故なのだ。 誰も彼を咎められはしない。 己の意思を曲げはしない。 その思いは、この島に居る参加者の悲壮なる決意すら霞むほど。 受けた傷に曲がる背を正し、進む。 そして視界に入った二人の人間の姿。 残虐な笑みが宿る。 足を止め、咆哮。 身体を猛火で包み脆弱な人間目掛けて突撃する。 「ウオオオオオオオオーーッッ!!」 殺す!殺すッ!! ++ 一時時間ぐらい経っただろうか。 やがて静かな時を尋常では無い叫び声が切り裂いた。 「危ない!あきらッ!!」 視界に映る怪物の姿。 陽炎が発生する程の猛火に木々は焼け焦げ、消し炭となる。 グランザイラスの怒りを具現するかの如く雄々しく燃え立ち、通過した一帯は焼け野原となる。 巧は見た事の無い光景に瞳を大きく開かせ、勢い良くあきらを突き飛ばした。 「あッ!」 この非常事態に加減などしていられない。 思い切り突き飛ばし、地面に転がったあきらは傷が痛むのか蹲って其の場から動かない。 ―…畜生!なんだってんだ、アイツ!! 間髪入れずにウルフオルフェノクへと変体する巧。 突進するグランザイラスを何とか避け、受身を取った。 「ウアアアアアアッ!!」 通り過ぎ、背後にて背を向けるグランザイラスへ飛び掛る。 だが振り向き様、右腕の鉤爪が巧を捉え巧の腹部を一閃。 「ぐッ!」 与えられた腹部への痛みに表情を歪めるが、構わず腕を振るう。 同じくして鋭い爪を持つウルフオルフェノクは目の前の怪物を倒すべく一撃、二撃と連打。 しかし可笑しい。怯まないのだ。 「…クソォ!ハアアアッ!!」 異変を感じ取る巧。腕を振り上げては降ろす。 一撃、二撃、三撃、四撃…。 オルフェノクを圧倒する程の巧の攻撃は、目の前の怪物には全く効いていなかった。 畜生!畜生!!何でだよ…!! 「ウオオオオォォッ!!」 苛立ちを払拭すべく全力で腕を振り上げる。 だが、それを阻止すべく…いや。 児戯を止めるべく、というのが正しいか。 グランザイラスの左腕が巧の腹を抉った。 「―…!!」 盛大に吐血、そして片膝を着いた。 「脆弱な人間が…」 「俺に触れるなァッ!!」 丁度膝元に居る巧の顎を蹴り砕く。 そのまま吹き飛ばされる巧。 成す術も無く地面に投げ出される。 「貴様らは黙って俺に殺されれば良いのだ。」 激痛を抑えながら立ち上がる巧は口を開く。 「…お前、人間は嫌いか?」 「……貴様、何を言っている。」 「答えろよ。俺が聞いてんだ。」 鋭い眼光。 グランザイラスは言葉を返さない。 この島で出会う人間は何故、こんなにも愚かなのか。 ただでさえ漆黒宿していた憎悪が更に渦巻く。 「答える義理は無い…!貴様はもう死ねッ!!」 再度灯る猛火、そして突撃。 「―…お前が思ってるより、人間は良いモンだぜ?少なくとも…俺達よりずっとな!」 オルフェノク状態を解除し、人間に戻った巧は叫んだ。 自分達の存在すら否定する言葉は悲痛の意思を宿さない。 絶対的勇気、信念。 そして、嘘偽りの無い真実。 手元に握られたファイズドライバーから発せられる電子音。 5・5・5 ―Standing by― そして天高く掲げ、叫んだ。 「変身!」 巧の意思に呼応すべく唸るファイズドライバー。 腰に巻かれているベルトに挿入され、変身は果たされる。 一切の恐怖を打ち払い、佇む巧の身体を覆うブラッデイストリーム。 勇気の色を宿す真紅の閃光が辺りを包み、再度電子音が唸る。 ―Complete― 撓る腕。 「来いッ!」 そして言い放った。 ブチッ! その言葉でグランザイラスの怒りの沸点は限界を超える。 何かが切れた。 「そんなに死にたいなら…望み通りにしてやる!!」 そのまま勢いに任せ、巧に向かっていく。 猛火の熱気が起こす陽炎が、身を屈めて佇むファイズの身体を揺らした。 ベルトに装着されているファイズフォンを手に取り、開く。 慣れた手つきでボタンを押し、目の前に迫るグランザイラスに向けた。 1・0・3 ―Single mode― 銃口から弾丸が発射され、吼える。 横に回転しつつ回避し、体制を整えると間髪入れずに連打。 両手でフォンブラスターを構え撃つ撃つ撃つ!! 行き過ぎ、背中を向けるグランザイラスに限界まで撃ちこむと、やがて弾切れを起こした。 「弾切れか!残弾の数は常に把握するんだったな!!」 ここぞとばかりにほくそ笑み、右腕の鉤爪を振り上げる。 しかし、巧は焦らない。 2・7・9 ―Charge― 弾切れを起こしたなら、補充すれば良い。 ただそれだけである。 再び銃口から火花が走る。 怯むグランザイラスの背に回り込み、連射。 止まることの無い銃声が林に響いていた。 「クソ…!貴様ァッ!!」 巧優勢だと思われたが、その時。 あきらが声を張り上げた 「乾さん!」 「心配すんな!お前に手は出させねーよ!」 違うのだ。そうではない。 「そっち、禁止エリアですよッ!!」 ドクン。 その言葉に巧は息を呑んだ。 禁止エリア…その恐ろしさを、巧は目の前で体験していた。 吹き飛んだ名も知らぬ男の首。 ここに居る全員に例外無く装着されている首輪。 そして禁止エリアに侵入した者は絶命するのだ。 あの男のように。 「グアアアアアッ!!」 巧の焦りを尻目にグランザイラスが激昂する。 飛び交う銃弾を払いのけ、怒りで真っ赤に充血した瞳を巧に向けた。 「人間がァ!俺を侮辱する気かァァァァッッ!!」 いつの間に弾切れを起こしていたフォンブラスター。 乾いた音が空しく響く。 ―…畜生!早く補充を…ッ!! しかし、そこで巧の思考は消し飛んだ。 顔面に与えられた激痛と共に。 隙を逃さない。 グランザイラスが殴り掛かっていたのだ。 凄まじい衝撃に身体も勢いに任せ、宙を舞う。 そして、冷酷な電子音が鳴った。 ピッ。 確かに自分の首元からだ。 ピッ、ピッ。 禁止エリアに侵入してしまったのだ。 心臓が跳ね上がる。全身の毛穴が開かんばかりに緊張が走った。 「乾さんッ!」 巧を助け出そうと重い身体を引き摺り駆けてくるあきら。 だが焦りばかりが先行する巧にも、自分がやるべき事は分かっていた。 「来るな!コイツは俺が倒す。心配はいらねーよ!!」 強がり以外の何物でも無い。 声も身体も震えている。ファイズフォンも吹き飛ばされてしまった。 だが、あきらを危険な目に合わせる訳にはいかない。 自分を守るために巻き込んでしまったら本末転倒だ。 ならば、覚悟を決めてやるしかない。 ピッ、ピッ、ピッ。 そして、禁止エリアにグランザイラスも足を踏み入れる。 ピッ。 二つの電子音は重なり合い、不協和音のハーモニーを奏でた。 「殺す…!貴様は嬲り殺しにしてやるッ!!」 冷静な思考を失っているのはグランザイラスも一緒だ。 だが、決定的に違う点がある。 元々、グランザイラスに禁止エリアなど関係ない。 ただ獲物を追い求め、己の欲求を満たすために八つ裂きにする。 それだけである。 「ああ、俺も同じ考えだ。今は少しでも時間が惜しいんでな!」 駆けていくファイズとグランザイラス。 振り下ろされた鉤爪をかわし、反動で右フック。 そして間髪入れずに左ストレート。僅かながら間が開いた。 ファイズのコンビネーションが鳩尾を抉る。 度重なるラッシュに、霞のジョーにやられた傷が痛み出したのだ。 「グッ…!」 「どうした、随分辛そうだな!」 隙を逃さずに中段の飛び蹴りが脇腹を打つ。 グランザイラスが痛みに声を挙げた。 トドメ、とアッパーを放ちに掛かるファイズ。 だが、それはグランザイラスの左腕に掴まれ、阻まれた。 「何ッ!?」 そのまま驚異的握力で粉砕しにかかる。 ギチギチと骨が悲鳴を挙げ、身体が痙攣を起こした。 「ぐあああああッ!!」 今にも圧し折られそうな腕。 腹の底から出る悲痛なる叫び。 ファイズでなければ、とっくに折られているだろう。 ―…だが、ここで諦める巧では無い。 制限があるとはいえ、従来で5tのキック力を持つファイズである。 その威力は凄まじい。 全力の膝蹴りがグランザイラスの顎を砕いた。 起死回生の一撃。 「へっ、さっきのお返しだぜ…!」 「ギャアアッ!!」 得意げに微笑む巧。悲鳴を挙げるグランザイラス。 直ぐに地面を転げるグランザイラスから距離を取り、落ちていたファイズフォンを拾い上げた。 ピピピピピ。 気が付けば、電子音の鳴る速さが増している。 その音に現実に戻された。 早急に決着を着けなければ…! 電子音が嫌でも気持ちを焦らせる。 即ちそれは冷静な思考を失うという事にもなるのだが。 腰に装着されているファイズポインターを右足に装着する。 そしてファイズフォンを開き、ENTER。 ―Exceed charge― 身を屈め、地面に蹲るグランザイラス目掛け飛び上がる。 「ヤアアアーッッ!!」 空中で一回転、美しい弧を描き、真紅のポイント弾が放たれた。 気合一閃、内に巣食う恐怖を打ち払い叫ぶ。 クリムゾンスマッシュ。 ファイズの必殺技がグランザイラスに襲い掛かった。 ポイント弾に身を包み、必殺必中のキックが地鳴りを起こす。 しかし、グランザイラスもまた痛む身体を抑えながら立ち上がるのだった。 「舐めるな!ゴミがああああッ!!」 右手から放出される火炎放射。 本来なら焔など意にも介さず、キックが打ち消しただろう。 だが巧の身体もまた、限界に来たしていた。 「うああーッ!」 疲労困憊の身体を支えられる事が出来ず、呆気無く吹き飛ばされる巧。 墜落し、地面に投げ出される。 身を焦がす程の熱が身体を蝕んだ。 悶絶しながら地を這うファイズの背中を勢い良く踏みつけるグランザイラス。 「ガハッ!」 その衝撃に口から鮮血が零れた。 ピピピピピピピピ!! そして、高速で響く電子音。 絶体絶命。 横薙ぎに払われた鉤爪が顔を裂く。 甲高い音を鳴らしてファイズの装甲が砕けた。 片面だけ巧の素顔が露になった。 強硬なる意思を宿す瞳は、未だに諦めを知ることは無い。 この絶望的状況下ですら、この男は諦めはしないのだ。 「俺を侮辱した罰だ…!顔を焼いてのた打ち回れ!!」 最早それだけの時間が残されているのかも分からない。 グランザイラスは巧よりも多少時間的猶予がある筈だが。 今にも爆発しそうな首輪、向けられた火炎砲。 打つ手無し。 それでも、それでも。 この化け物にだけは屈する訳にはいかないのだ。 「(畜生…!俺は…ッ!!)」 そして…。 ++ ボン!! 爆発が起こった。 制限時間が来たのだ。 巧の首を吹き飛ばし、爆風で鮮血に彩られた生首が舞う。 そして生々しい音を立てて地面に落下した。 意外にもこの瞬間、巧は冷静だった。 ゆっくりと過ぎていく時間。 スローモーションのように意思のある生首は弧を描き、首の無い不気味な自分の身体が視界に入る。 ああ、俺は死んだんだと。 そう確信した。 意外にも惜しくは無い。 元々、夢の無い風来坊だったのだ。 守るものも、残してきたものも無い。 いつ死んでも怖くは無かった。 ただ、自分が他人を裏切る事だけ…それだけが怖かった。 空っぽな自分の人生を振り返る。 灰色な世界を、ただ眺めている。 何も無い。つまらない人生だった。 …だが、世界は徐々に彩り始める。 オルフェノクになったこと、真理に出会ったこと、ファイズになったこと。 啓太郎に出会ったこと、草加に出会ったこと。木場に出会ったこと。 いつしか巧の世界は温かな純白へと変わっていった。 「…まだまだ、これから色んなことが待ってる。」 首だけであった自分に身体が現れた。 「もっともっと、俺は変わっていきたい。」 確かになっていく口調。 目を覆いたくなるようなことだってあった。 それでも、楽しいことは負けないぐらい沢山あった。 少しずつ変わっていった自分。 成長していった自分。 「俺は死ねない!こんなところじゃな!!」 そして、身体に流れていく真紅の血液。 それは巧をファイズへと変える。 露になった片目に宿る闘志。 そして高らかに叫んだ。 「俺は生きる!人間として、ファイズとしてッ!!」 「乾さんッ!」 世界は、再び変わった。 ++ 目が覚める。 首は、ある。 身体も、ある。 未だに鳴り響いている首輪。 今にも爆発しそうだ。 そして、踏みつけられている自分。 夢を見ていたのだろうか? 考えるのは後だ。 今は何とかしないと、いい加減背骨が折れかねない。 巧の神経は研ぎ澄まされていた。 逆境に負けない巧の意思が、あきらの声が、不屈の闘志を冴え渡らせる。 「乾さんを…放せッ!」 鮮やかな音色を奏でる音笛。 それに呼応するように姿を変えるディスクアニマル・アカネダカ。 低空を滑空し、グランザイラスに襲い掛かる。 勇気を振り絞り、あきらが禁止エリアの外から巧を助けたのだ。 しかし、グランザイラスの前にディスクアニマルなど虫のように非力。 一瞬で破壊されてしまう。 「こんな物が効くか!」 だが、あきらはうろたえない。 最初から倒そうなど毛ほども思ってもいないのだから。 グランザイラスの気を引き付ける、それが出来れば良い。 「サンキュー、あきら!」 一瞬弱まった隙を突いて巧は再度放つ。 真紅のポイント弾を。 うつ伏せからバックキックの要領でグランザイラスの背中へ。 再び現れた三角錐のポイント弾が背中を抉り取る。 「お前みたいな奴が居るんだ。人間を守る為に戦う化け物が居たって良い!」 「何!?グアアアアーッ!!」 ダメージで身を捩るグランザイラスは足を退けた。 真紅の火花が散り、背中からまるで美しい花火が噴射されているようである。 本来なら、このまま蹴りを放ちたいところだが時間が無い。 抑えることの出来ない背中の痛み。 やがてグランザイラスは叫び声を挙げながら、フラフラと覚束ない足取りで林の奥へ消えていった。 ピピピピピピピピピピピピピー!! 最早一刻の猶予も無い。首輪がそれを告げている。 全力で禁止エリア外へ駆けた。 あきらが居る、その場所へ。 「間に合えーーーーッ!!」 ピーーーーーーッ!! 刹那、鳴り響く一際大きい電子音。 勢い良く飛び込み、転げまわる。 あきらの足元で、身を強張らせ、眼を瞑った。 「(ダメか!?)」 ―――……。 爆発しない。 間一髪、間に合ったのだ。 「…助かった…。」 大の字で寝転びながら安堵の息を吐く巧。 そして変身が解けた。 眩い閃光が辺りを包み、満身創痍の生身へと姿を変える。 「私、約束を守りました。」 身を屈め、巧の顔を覗き込むあきら。 屈託の無い笑顔で言う。 今だけは疲労も怪我も感じさせない。 「乾さんの所には行きませんでした。約束は守れてますよね?」 一寸の間を置いた後、その物言いに思わず噴出してしまった。 心が満たされていくのが分かる。 感謝の念、温かな気持ち。 あきらが居なければ自分は死んでいただろう。 いくら言葉で表現しても伝えきれない。 そして巧の気質から言えば、口から出る言葉はこうだ。 「ああ。」 短いながらも沢山の思いが詰まった一言。 その言葉を聞いて、あきらも嬉しそうに微笑んだ。 それに釣られて巧も笑って見せる。 絶望の島で繋がれた確かな絆。 大の字で青空を見上げる。 やはり、この世界は悪くない。 やがて思い出したように巧は口を開いた。 「それとな、あきら。」 「はい?」 「さん付けは止めてくれ。…巧で良い。」 天美あきら@仮面ライダー響鬼】 【1日目 現時刻:正午】 【現在地:森林C-6エリア】 【時間軸】中盤くらい 【状態】全身のダメージ大、腹部と片手の甲に深い裂傷。 【装備】破れたインナー、鬼笛、音撃弦・閻魔 【道具】変身鬼弦(裁鬼) 【思考・状況】 1:巧を信じる。 2:天道さんと合流する。 3:どんな姿でも巧は人間だ。 【乾巧@仮面ライダー555】 【1日目 現時刻:正午】 【現在地:森林C-6エリア】 【時間軸】中盤くらい 【状態】肉体的大ダメージ。特に顎、右腕、背中。 【装備】ファイズドライバー、ファイズフォン 、 【道具】ミネラルウォーター×2(一本は半分消費) カレーの缶詰 乾パンの缶詰 アイロンを掛けた白いシャツ。 【思考・状況】 1:新たなる決意。 2:この場を離れる。 3:あきらを守る。 4:神崎をぶっ飛ばす。 5:天道と合流する。 6:草加とも出来れば合流したい。 ※次回変身時には面割れは直っています。 【グランザイラス@仮面ライダーBLACK RX】 【1日目 現時刻:正午】 【現在地:森林C-5】 [時間軸]:地球到着直後 [状態]:負傷大。特に背中、顎に大ダメージ。 [装備]:なし [道具]:なし [思考・状況] 1:傷を癒す、強大なる憎しみ。 2:霞のジョー、水のエル、乾巧、天美あきらに復讐。 3:RXを殺す。 4:ジャーク将軍は後回しにする。 ※グランザイラスも禁止エリアから脱出できました。
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Kane Lynch Dead Men (PC) 項目数 44 総ポイント 1000 難易度 Sun Tzu Let your crew do the dirty work. 20 Fragile Alliance Complete the first level in co-op. 20 No Going Back Now Go to the point of no return in co-op. 30 End of the Road Complete the game in co-op. 50 Impact Escape from death row. 20 Damned if you do Let them burn. 20 Damned if you don t No rest for the wicked. 30 Iron Flower Complete the game on hard. 50 Crowd Control Surgical precision in the nightclub. 30 Have Gun, Will Travel Part I Travel into the Rising Sun. 20 Have Gun, Will Travel Part II Counter-revolution. 20 Have Gun, Will Travel Part III The Beginning of the End. 20 Behemoth Stop the roaring beast. 20 Pushblade Symphony Points for getting up close and personal. 20 Frag Out 5 with one fragmentation grenade. 20 Headmaster 47 headshots. 20 Boomstick Shotgun messiah. 20 Return to Sender Throw back enemy grenades. 20 Teflon Avoid damage on a level. 20 Bulletproof Avoid using adrenaline on a level. 20 Revenge Part I Silencing the silent one. 20 Revenge Part IV Shouldn t have gotten personal. 20 Revenge Part V Glad it got personal. 30 Hindsight Get that bird out of the sky. 20 Family Member Complete a Fragile Alliance session. 5 Some Escape with $50,000 from a Fragile Alliance heist. 5 A Lot Escape with $1,500,000 from a Fragile Alliance heist. 15 Sweet Revenge Get personal revenge in Fragile Alliance. 5 Crime Buster Kill 10 traitors in Fragile Alliance. 10 Double Trouble Kill 2 traitors in a Fragile Alliance round. 25 Never Give Up Get 3 personal revenge kills in a Fragile Alliance session. 30 The Cleaner Get 30 personal revenge kills in Fragile Alliance. 30 Mr. Popularity Kill 100 traitors in Fragile Alliance. 35 Cash Addict Help to get all the money out in a Fragile Alliance round. 25 Most Wanted Escape with $150,000,000 from Fragile Alliance heists. 50 Mercenary Complete one session in each Fragile Alliance scenario. 15 Mr. Play-It-Straight Win 50 rounds of Fragile Alliance as a merc. 50 50 to Won Win 50 rounds of Fragile Alliance. 25 Veteran Complete 200 Fragile Alliance sessions. 35 Rush Hour Escape in all rounds of a Fragile Alliance session. 15 Perfect Split All players split the money equally from a Fragile Alliance heist. 25 Celebrity Play as Lynch in Fragile Alliance. 0 True Elite Play as Kane in Fragile Alliance. 0 Revenge Part II III Who s the old timer now? 20
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4人パーティでやるゾンビゲー。略称は「L4D2」。 4人パーティを組み(足りない分はCPU操作)、脱出を目指すゲーム。 一応ストーリー要素はあるが特に気にしなくても進めることができる。 1のマップもプレイ出来る。 実際に人気があったのは4VS4に分かれる対戦モードである。 生存者と感染者に分かれどれだけ進めるかを競う。全滅orクリア後、ポジションを交代する。
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GENRE TITLE ARTIST bpm notes CLEAR RATE SHINOBI SPEED NINJA IS DEAD IIDX ver. P*Light 111-222 1500 攻略・コメント ノマゲもハードも☆12としては比較的楽な部類だが逆詐欺とまでは言えないくらいにはムズイ。低速地帯があるが短く、DBM配置が多くて見切りやすいので下手にギアチェンとかサドプラ外しするくらいならガチったほうが案外楽かもしれない。OPは正規で特に問題ないかと、乱は間違いなく難化する。 -- 名無しさん (2016-03-01 19 39 35) 序盤の片手歯抜けホムポジ階段とラストの同時押しが難所、低速はそこまで配置難ではない。ぶっちゃけラストの分割同時だけで殺しにくるので12がそこそこ白いなら初見ハードで逃げるのもあり -- 名無しさん (2016-03-02 01 12 38) 前半の片手階段はNNRTやエレクリよりも速い。幸いにして反対側の配置が楽なので片手階段にとにかく集中するとよさげ。 -- 名無しさん (2016-03-08 13 31 52) 名前 コメント
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Dead Destiny ~三種の運命~ 文明 水自然闇 コスト9 呪文 ■S・トリガー ■自分はコスト9以下のコマンドを持つクリーチャーを三体まで手札またはマナゾーンまたは墓地からバトルゾーンに出す。それらはこのターン相手のクリーチャーの能力から無視される。 作者: ゆう。 フレーバーテキスト ~Destiny~それは天災(ディザスター)の運命である。 評価 名前 コメント
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DEAD DRUNK/2006年10月21日/SWEET PAIN #blognavi
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Dead Realmで使用されるステージはFireside , Dead Silence ,Soul Foodの3種類。 Patch1.2.3よりPlay Houseが追加された。 Fireside 3階に分かれており、最上階(幽霊の初期位置)に行くまでにはエレベーターでしか上がれない。 ギミックが多めで、ギミックをうまく多用すれば幽霊を弄べる事は間違いないだろう。 Dead Silence 3MAP中一番広いステージなのでBounty向け。 しゃがみエリア、隠れ場所が多いのが特徴である。 隠れ場所が多いという性質上Bountyにおいて、やり過ごすという選択を取ってみよう。幽霊はきっと君の姿を見失うだろう。 Soul Food 高低差があるのが特徴。 時間でギミックが発動するので、道がふさがることがしばしば。 パイプをうまく使うことで、きっと幽霊を錯乱することが出来るだろう。 Patch1.2.3にて追加 Play House 中央のギミックが目を引くマップ。 油断して中央を闊歩する相手を閉じ込めることができる。